ケーズマダム

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2017年11月12日 日曜日

抜毛症だってお洒落は楽しめるんだよー25 山あり谷あり。。

2015年9月の初回来店から

実に二年以上もの間一緒に試行錯誤して

改善に取り組んできたMちゃん。。

 

来店当時は既に学校にも行けず

頭の半分以上の面積が抜毛状態だった。

ここまで来ると、意識領域、無意識領域の

両方での抜毛が制御、抑制困難な重症。

 

 

2015年9月

 

重度の抜毛症に多いのが、この『落ち武者型』

頭頂部を中心に抜毛が始まりそれが、フロント

バック、バックサイド迄広範囲に広がっていく。

 

このような場合多くの抜毛症の方は

長い髪を高めの位置でくくって誤魔化しているケースが多い

それでもここまで広範囲になると隠す事は不可能なため

ウィッグが必需品となります。

 

2015年12月

初回来店から三か月経過後は若干の改善が見られた

 

 

 

2017年12月

この時点ではかなり範囲が狭まりバックの抜毛部分は

ほぼ改善された状態まで回復。

 

 

2017年1月

一年四ヶ月かけてようやく改善へ向けての

先が見えてきた。ここまで来るのには

まるで乱高下する株価のように前進、後退を

繰り返していた。

 

 

 

ところがです。。。

 

 

 

 

2017年2月

翌月は一気に後退していた。

まるでモヒカン刈りの逆バージョンの様に

一気に抜毛部がフロント迄到達していた。

 

そう・・・

 

高校受験やそれに付随するストレスや

マイナス要因が重なっての悪化。

 

それでもそういったストレスは人間生きていれば誰でも

必ずつきものですね。これを理由に髪を抜いていては

世の中すべての人が抜毛症になってしまいます。

 

 

2017年2月

 

この状態変化は十分な判断力と認識があるにもかかわらず

抑制できていない状態ですから、物理的対策の強化が必要と

なります。

 

このあたりからは生活に支障が出ない、ギリギリの

物理療法を行っていく必要がありますから、そこらへんは

十分な話し合いの結果強化していきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

2017年7月

 

物理療法を強化した結果再び大幅な改善が

見られました。

 

けれど、この状態から何度も改善、悪化を

繰り返しておりますので、油断はできません。

 

この頃は襟足の長さを軸にして↓の

ウィッグを使用しておりました。

 

ウィッグを装着すればまったく分からない状態に

なることはなるのですが、いつまでもウィッグに

依存していても抜毛症は改善しません。

 

 

目標はどんどんウィッグのサイズを小さくして

やがてはウィッグを不要にして行く事ですから、

抜毛面積が小さくなればそれに比例して

ウィッグもポイント用に変えていかなければなりません。

 

2017年8月

かなり改善し、抜毛症に対する概念が変化してきましたので

以前のウィッグを固定するために残していた

襟足の長さを思い切ってカットして

ピンポイント用のウィッグに変更です。

これで随分涼しくなり、快適になります。

そして、なによりもより自然になります。

 

短くしてからは上記のウィッグでしばらく過ごして

とうとうそのピンポイント用ウィッグすら不要となる日が

やってきました。

 

色々ありましたが、本当によく頑張って

約束を守ったと思います。

 

長きにわたる脳に刻み込まれたアンカーリングを解除し、

見事に抜毛症に対する概念や向き合い方を変更すること

そして、ご家族の協力やその他たくさんの学校関係者の方々や

理解し見守ってくれる人たちからの思いをエネルギーに変えて

良く戦ったと思います。

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2017年11月

 

抜毛症脱出おめでとうクラッカー

 

 

2017年11月

『最近の抜毛に対する気持ちはどう変わった?』

に対する

 

Mちゃんの回答:『う~ん。。なんか抜くことはどうでもよくなった!それより早く夜は眠りたい!って感じです。』

 

との回答でした。

 

という事は日常をちゃんと取り戻して適度に疲れて、安心して眠れるようになった。という事を意味しています。

 

2017年11月

 

『抜毛症は抜かなければ治ります』

ただそれだけの事なのです。

 

 

でもそれが簡単に出来ないから大変なのです。

そして、抜毛症は基本的には病気ではありません。

なので病院へ行っても治りません。

 

病気ではない為、他の病名がつくこと自体がおかしな話です。

そして、抜毛症に効く薬はありません。効く薬が無いのに

処方されること自体がおかしいのです。

 

Mちゃんは何年もかけて自分自身のほんの一部の脳との

戦いに悪戦苦闘しながら見事勝利したから治ったのです。

自分に勝つのはあくまでも自分自身なのです。

 

自分の代わりに戦ってくれる人など

存在しません。

 

年齢など関係ありません。

 

治りたい!ではなく治す!と言う

自分自身の強い思いだけが抜毛症に効く

唯一の特効薬なのです。

 

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