2019年6月15日 土曜日
☆自然派化粧品の実は☆
自然派って好きですよね?
『なんかよさそう』
科学的な知識の無さから、美容師でありながら自然派化粧品と主張する商品を
せっせと売っている方がおられます。
まず言っておきます。
自然派化粧品のうち、大体の感覚値でいうと95%は、それ以外の化粧品より肌に悪い。
何故か言いましょうか。
自然なものは、腐るんですよ。てことは、そのままだと化粧品に使えない。
そこで、必ず大量の防腐剤、保存料、防カビ剤なんかを入れるわけです。
もちろんこれらは普通の化粧品にも入ってます。
普通の原料より腐りやすい場合防腐剤をもっと入れなくちゃいけない
保存料を、もっと入れなくちゃいけないんです。
その結果、裏書を見ると
水、BG・・・
水、パラペン・・・
水の次に保存料が入ってる。
じゃあこの天然成分〇〇配合の、○○は?と見ると、だいぶあとに書いてあるんです。
化粧品の裏書は、配合量の多いものから先に書くというルールがあります。
つまり、水と保存料の溶液に、ちょっと天然エキス混ぜました。
というのが、自然派化粧品の実態です。
あと、もう一つ。
化粧品で使われている自然のものって、たとえばなんとかエキスといわれている、
有機物のたぐいは、肌の内部には入らないんです。
細胞膜というバリアがあるので、じゃあないと、暮らしていけませんよね。
よほど、元素に近い分子量の少ない成分でないと細胞膜を通過して、細胞の中にはいりません。
だから、人為的にマイクロカプセルとか、高圧で超細かい微粒子にする必要があるわけです。
そういう工夫もないのに、入るわけがない。
いくら濃度を濃くしても同じです。
だから、原液シリーズなんてのを選ぶのはダメですよ。
くれぐれもメディアの広告に騙されませんように。