もし、あなたの髪が傷んでいて
そのまま最新のパーマをかけたとします。
さて!?
仕上がりはどうなるでしょう?
ちゃんとした技術力のある美容室で行う事が前提ですが
縮毛矯正ならばたいていの場合細心の注意を怠らなければ、
いい感じになります。
しかしながら・・・
パーマの場合は?
傷んだ状態に動きやウェーブ、カールを
付けるのですからそう簡単にはいきません!
例えば、上記の画像の様にダメージレベルが
かなり進行している状態で通常のパーマをかけますと
ほぼ100%失敗します。
通常のパーマとはコールドウェーブパーマの事を指します。
デジタルパーマやエアウェーブとは異なります。
次にコールドウェーブパーマと言われる一般的な
通常のパーマとは違うデジタルパーマやエアウェーブで
パーマをかけた場合はどうか?
これも成功確率はかなり低くなります。
物理的に考えても至極当然の事なのですが、
『綺麗な髪にかけたパーマは綺麗なパーマに。』
『傷んだ髪にかけたパーマは傷んだ状態のままパーマに。』
一般的に勘違いされている事として、代表的なものとは
■美容院・美容室に行けばどんな状態でも綺麗になる。
■美容院・美容室でパーマをかければ傷んでいても綺麗になる
■美容院・美容室で染めれば傷んでいた髪も治って綺麗に染まる
■美容院・美容室で高いトリートメントをすれば、傷んだ部分も修復されて治る。
と勘違いされていることが非常に多いと感じます。
そもそも髪は死滅細胞ですから、一旦傷んでしまうと治るとか
元通りになるなんてことは現代科学をもってしても難しいのです。
それは例えれば、焦げてしまったパンを元通りの真っ白な状態に戻す事や
焼いて焦げたお肉を元の赤味に戻すような事と同じです。
これって無理ですよね?
ゆで卵を元の生卵に戻せない様に髪も同じくタンパク質で構成されていますから
バージンヘアには絶対戻せないのです。
なので、髪がハイダメージ状態になったら基本的にはパーマを
諦めた方が無難です。
無理してパーマをかけてもろくなことはありません!断言できます。
そんな中でもどうしてもやりたい理由があり、
多少のリスクを覚悟してもパーマをかけたいと言う方に
方法が無い訳ではありません。
こちらの画像はパーマとカラーリングの施術後
ですが、綺麗に見えませんか?
それでもこれは治った。
のではなく、あくまでも綺麗に見えて扱いやすくした状態
であるという事なんです。
この状態を持続するには正しいホームケアが
出来るかどうか?にかかっています。
こちらの状態から
↓↓↓
こちらの状態になる為に
約四時間もかかっています。
そのプロセスとは
①あまりにもダメージなので炭化していた部分だけは
出来る限りカット。
②極度の乾燥状態の為大量に毛髪内部にイオンと水分を
導入しました。
③毛先までの繰り返しによるカラーダメージが酷く色素も抜け切っている
状態の為、ハーブとヘナでしっかりと色素を補いながら、これ以上ダメージを
進行させない様にして白髪を染めました。
④ダメージによる髪の縮れとうねりが全体的に及んでいるので
急がばまわれで、一旦全体の髪を整えるために全体を
縮毛矯正でリセット。
⑤縮毛矯正によってリセットされた髪にデジタルパーマを施術
⑥ハンドドライで再現方法をしっかりとレクチャーします。
⑦仕上げにクリニックカット® で残存する治まりを悪くしている要因を
外科的トリートメントします。これでやっと来上がりです。
このようにダメージヘアにパーマをかけるという事は
至難の技術なのです。時間もかかるし、費用も掛かります。
結論から言うとヘアデザインを楽しみたい方は
常日頃から正しいヘアケアを行い、例えサロンでカラーを
施術するとしても間違った染め方で染めない事です。
パーマや縮毛矯正も同じく、可能な限り最小限度の負担で
施術しなければなりません。
ヘアデザインはその時だけ綺麗になっても、ダメなんです。
何故ならば今後も色々なヘアカラーやヘアデザインを楽しまなければ
ならないからです。
その為にも出来る限り美容室選びは慎重にしなければなりません。
決して思いつきで美容室を選んだり、思いつきでコロコロスタイルやヘアカラーも
変えないでくださいね。
半年後、一年後、五年後を見据えたロングスパンでの計画的な
お洒落を楽しんでくださいね。
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