2015年9月の初回来店から
実に二年以上もの間一緒に試行錯誤して
改善に取り組んできたMちゃん。。
来店当時は既に学校にも行けず
頭の半分以上の面積が抜毛状態だった。
ここまで来ると、意識領域、無意識領域の
両方での抜毛が制御、抑制困難な重症。
2015年9月
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20171110/18/ks-madam/17/56/j/o0300045014067509863.jpg?caw=800)
重度の抜毛症に多いのが、この『落ち武者型』
頭頂部を中心に抜毛が始まりそれが、フロント
バック、バックサイド迄広範囲に広がっていく。
このような場合多くの抜毛症の方は
長い髪を高めの位置でくくって誤魔化しているケースが多い
それでもここまで広範囲になると隠す事は不可能なため
ウィッグが必需品となります。
2015年12月
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20171110/18/ks-madam/76/f3/j/o0300045014067509862.jpg?caw=800)
初回来店から三か月経過後は若干の改善が見られた
2017年12月
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20171110/18/ks-madam/3f/13/j/o0300045014067510925.jpg?caw=800)
この時点ではかなり範囲が狭まりバックの抜毛部分は
ほぼ改善された状態まで回復。
2017年1月
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20171110/18/ks-madam/8e/e4/j/o0300045014067510923.jpg?caw=800)
一年四ヶ月かけてようやく改善へ向けての
先が見えてきた。ここまで来るのには
まるで乱高下する株価のように前進、後退を
繰り返していた。
ところがです。。。
2017年2月
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20171110/18/ks-madam/9c/49/j/o0300045014067518954.jpg?caw=800)
翌月は一気に後退していた。
まるでモヒカン刈りの逆バージョンの様に
一気に抜毛部がフロント迄到達していた。
そう・・・
高校受験やそれに付随するストレスや
マイナス要因が重なっての悪化。
それでもそういったストレスは人間生きていれば誰でも
必ずつきものですね。これを理由に髪を抜いていては
世の中すべての人が抜毛症になってしまいます。
2017年2月
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20171110/18/ks-madam/69/20/j/o0300020014067518956.jpg?caw=800)
この状態変化は十分な判断力と認識があるにもかかわらず
抑制できていない状態ですから、物理的対策の強化が必要と
なります。
このあたりからは生活に支障が出ない、ギリギリの
物理療法を行っていく必要がありますから、そこらへんは
十分な話し合いの結果強化していきました。
2017年7月
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20171110/18/ks-madam/ff/4f/j/o0300045014067520257.jpg?caw=800)
物理療法を強化した結果再び大幅な改善が
見られました。
けれど、この状態から何度も改善、悪化を
繰り返しておりますので、油断はできません。
この頃は襟足の長さを軸にして↓の
ウィッグを使用しておりました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20171110/18/ks-madam/eb/36/j/o0300045014067524021.jpg?caw=800)
ウィッグを装着すればまったく分からない状態に
なることはなるのですが、いつまでもウィッグに
依存していても抜毛症は改善しません。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20171110/18/ks-madam/0b/66/j/o0300045014067524020.jpg?caw=800)
目標はどんどんウィッグのサイズを小さくして
やがてはウィッグを不要にして行く事ですから、
抜毛面積が小さくなればそれに比例して
ウィッグもポイント用に変えていかなければなりません。
2017年8月
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20171110/18/ks-madam/ea/68/j/o0300045014067520251.jpg?caw=800)
かなり改善し、抜毛症に対する概念が変化してきましたので
以前のウィッグを固定するために残していた
襟足の長さを思い切ってカットして
ピンポイント用のウィッグに変更です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20171110/18/ks-madam/0b/e4/j/o0300045014067528115.jpg?caw=800)
これで随分涼しくなり、快適になります。
そして、なによりもより自然になります。
短くしてからは上記のウィッグでしばらく過ごして
とうとうそのピンポイント用ウィッグすら不要となる日が
やってきました。
色々ありましたが、本当によく頑張って
約束を守ったと思います。
長きにわたる脳に刻み込まれたアンカーリングを解除し、
見事に抜毛症に対する概念や向き合い方を変更すること
そして、ご家族の協力やその他たくさんの学校関係者の方々や
理解し見守ってくれる人たちからの思いをエネルギーに変えて
良く戦ったと思います。
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2017年11月
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抜毛症脱出おめでとう![クラッカー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/098.gif)
2017年11月
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20171110/18/ks-madam/e6/d6/j/o0300045014067522129.jpg?caw=800)
『最近の抜毛に対する気持ちはどう変わった?』
に対する
Mちゃんの回答:『う~ん。。なんか抜くことはどうでもよくなった!それより早く夜は眠りたい!って感じです。』
との回答でした。
という事は日常をちゃんと取り戻して適度に疲れて、安心して眠れるようになった。という事を意味しています。
2017年11月
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20171110/18/ks-madam/ef/51/j/o0300045014067522125.jpg?caw=800)
『抜毛症は抜かなければ治ります』
ただそれだけの事なのです。
でもそれが簡単に出来ないから大変なのです。
そして、抜毛症は基本的には病気ではありません。
なので病院へ行っても治りません。
病気ではない為、他の病名がつくこと自体がおかしな話です。
そして、抜毛症に効く薬はありません。効く薬が無いのに
処方されること自体がおかしいのです。
Mちゃんは何年もかけて自分自身のほんの一部の脳との
戦いに悪戦苦闘しながら見事勝利したから治ったのです。
自分に勝つのはあくまでも自分自身なのです。
自分の代わりに戦ってくれる人など
存在しません。
年齢など関係ありません。
治りたい!ではなく治す!と言う
自分自身の強い思いだけが抜毛症に効く
唯一の特効薬なのです。
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